搭乗者傷害保険を使って治療を希望する患者が来たら?

交通事故の治療の相談

本日は、むち打ち治療協会の認定治療院よりいただいたご質問をシェアします。

【ご質問内容】

https://diaca.sakura.ne.jp/wmta/member/wp-content/themes/muum_tcd085/img/common/no_avatar.png

初めて「むちうちのホームページ」を見て来院がありました。
そこで質問なのですが、この患者様は、加害者の搭乗者です。
患者様より、搭乗者傷害保険を使って治療したい、といっておりました。
明日、担当者の連絡しなければいけません。至急どう対応したらいいかお知らせください。

【回答です】

https://diaca.sakura.ne.jp/wmta/member/wp-content/uploads/2023/12/sunada_001.png

〇〇先生、こんにちは。

今回のケースは、通常通りの自賠責・任意保険の「一括請求」で進めてください。

ただ気になる点は、事故の状況と自動車保険の契約内容によっては、人身傷害補償保険も考慮があります。

因みに、搭乗者傷害保険(搭乗者傷害補償保険)とは、この保険に加入している自動車に乗車している方(運転者を含んだ搭乗者)が、ケガや死亡した場合に保険金が支払われる保険です。また搭乗者傷害保険は、過失の有無や、加害者からの損害賠償金、自賠責保険などからの支払いに関係なく支払わる特徴があります。

よく比較されるのが人身傷害補償保険ですが、こちらの保険は、支払われる金額は、実際の損害に基づいて決まります。それに対して、搭乗者傷害保険では、契約によって決められた保険金が定額で支払われます。

「人身傷害補償保険」も「搭乗者傷害保険」も契約車両に乗っていれば補償対象となるのは同じですが、支払われる保険金の計算方法が異なるのがポイントです。

また、多くの保険会社では、人身傷害補償保険も搭乗者傷害保険も、利用しても等級には影響しない、言わいるノーカウント事故として扱われるため等級が下がりません。つまり、保険料が高くなる心配せずに安心して請求をすることができます。

人身傷害補償保険も搭乗者傷害保険も、同時に利用することも可能なので、弁護士にご相談することをお勧めします。

《注意点》
搭乗者傷害保険の注意点として、違法走行中の事故、トラックなどの荷台に乗ってケガをした場合などの、違法な運転、乗車については保険金が支払われません。

また、保険の契約内容によって、受け取れる金額が変わりますので、損害保険会社に必ず確認してください。

患者様のケアを宜しくお願いします。

砂田龍人

砂田龍人 卓越した治療家応援団 団長

砂田龍人 卓越した治療家応援団 団長

15年間、治療家たちに「最高の交通事故治療専門家」になるための知識と独自のブランディング戦略を伝授し、患者さんに選ばれる治療院作りを支援中。自らの経験を活かし、交通事故による痛みと戦うすべての人々に希望を届けるべく奮闘しています!

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