本日は、認定治療院よりいただいたご質問をシェアします。
【ご質問内容】
今日、来院された患者様が、信号待ちで後ろから追突されました。
10:00頃なんですが、運転者が中国人の方で、日本レンタカーさんでレンタカーを借りて乗っていたそうです。
この中国の方はビザもなく、すぐ帰国されたそうです。
警察で「人身手続きがとりようがない。形式上、物損で処理して損保には補償するように電話してあげる」と言われたそうです。
その次の日に損保から「人身手続きの証明書がないと保証はできない。」と電話がきたそうです。
警察に言われても損保は無視だそうです。
損保に補償させる手段はないものですか?
個人的には、事故を起こしても補償できない様なお客さんにレンタカーを貸す会社の責任も非常に重い気がするんですが。
お忙しい所恐縮ですが早めの返信お願いします。
被害者があまりにも気の毒で・・・
【回答です】
こんにちは!砂田です。〇〇先生が仰る通り、レンタカーで事故を起こした場合、レンタカー会社に責任があります。
加害者が中国人で帰国していたとしても、また警察で人身事故として「交通事故証明書」がとれなかったとしても、追突事故を受けた事実を何らかの形で証明できればレンタカー会社は責任を免れません。
自動車保険には、「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があり、自賠責保険は加入義務があり、任意保険は追加で選べるのはご存知かと思います。
しかし、すべてのレンタカー事業者はどちらも加入が義務づけられております。
ですからレンタカーを利用する際、利用料にはレンタカー会社が加入した自動車保険の保険料も含まれているわけです。
つまり自動車保険には必ず加入されているはずなのでレンタカー会社に治療費などを強く請求してください。
任意保険会社にもよりますが、物損事故証明書でも治療費を補償するケースは多々あります。
しかし今回の状況では、患者さんが不安を感じるかと思いますので、おすすめとしては、弁護士に相談されるのがベストだと考えます。
当協会の会員でしたら、最高の弁護士に直接ご相談できますので、一度ご相談いただくのがベストになります。
患者さんのケアをよろしくお願いします!
砂田龍人