本日は、むち打ち治療協会の認定治療院よりいただいたご質問をシェアします。
【ご質問内容】

当院に通う交通事故患者様に、「加害者側から直接会って話をしましょう」、と連絡が来たそうです。このような場合はどのような対応をしたらよろしいでしょうか?
【回答です】

〇〇先生、こんにちは!砂田です
今回、患者様が 加害者から「直接会って話したい」と言われた とのことですね。きっと患者様も「どう対応したらいいのか…」と迷われていることでしょう。
このような場面では、まず 「なぜ加害者は会いたがっているのか?」を冷静に考えることが大切です。
通院している事を考えると、すでにある程度話が進んでいると思われるので、単なる謝罪ではなく、補償や示談の話をしたいという意図がある可能性が高いでしょう。
でも、ここで 焦って話を進めるのは危険です。
なぜなら、患者様はまだ治療中で、損害が確定していないからです。
直接会うことのリスクとは?
患者さんの中には、「ただ話を聞くだけだから大丈夫」 と思うかもしれませんが、注意すべき点がいくつかあります。
❌ 示談書にサインしてしまうかも?
加害者の勢いやその場の空気に流され、不利な示談書に署名してしまう可能性があります。
特に、「早く終わらせたい」「面倒なことは避けたい」と思っていると、知らないうちに 加害者に有利な条件 を受け入れてしまうことも…。
❌ 口約束は信用できる?
「後でちゃんと補償しますから」と言われても、書面に残っていない約束は守られないことが多いです。
❌ 感情的なトラブルになるかも?
示談の話になると、お互いの意見がぶつかることもあります。
「思っていたより補償額が低い」「相手の態度が誠意を感じられない」など、トラブルが大きくなるケースもあります。
では、どうすればいい?